11月7日(月)「良いことを書き出す」

世の中には「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の如し」「人間万事塞翁(さいおう)が馬」といわれるように、良いことと良くないことは代わるがわる身に起こるもの、という見方があります。
 一方で、トラブルやアクシデントといった、良くないことが立て続けに起こることは、「踏んだり蹴ったり」「一難去ってまた一難」などといわれるように、誰しも経験があるでしょう。
 他方で、良いことが立て続けに起こることを意味することわざや慣用句は、あまり見当たらないものです。これは、人は良いことよりも、悪いことのほうが記憶に残りやすく、強い印象を受けるからかもしれません。
 良いことを記憶に残すための行動に、その日にあった良かったことを三つ書き出してみましょう。些細なことでも思い出して、一日の終わりに書き出すことで幸福度が上がり、気持ちが前向きになるかもしれません。
 <今日はこれが良かった、嬉しかった>と思いを巡らせ、書き出すことは、身近にある「良いこと」に気づくきっかけになるのではないでしょうか。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養11月7日(月)「良いことを書き出す」より

<今日の心がけ>
良いことに意識を向けましょう