11月13日(日)「余暇を楽しむ」

 紅葉の見頃を迎えつつあり、紅葉狩りを予定している人も多いことでしょう。
紅葉の名所として知られる観光名所の一つに京都の南禅寺があります。
 この寺院には、歌舞伎などで知られる、盗賊の石川五右衛門が満開の桜の花を見ながら、「絶景かな絶景かな」とセリフを言う有名な山門があり、そこから見える紅葉や楓も素晴らしいと、例年多くの観光客が訪れます。
 南禅寺は1291年、亀山天皇の時代に開創(かいそう)された臨済宗南禅寺の総本山で、足利義満により「五山之上(ござんしじょう)」と認定され、隆盛しました。また、禅僧による法語(ほうご)や詩などの「五山文学」の中心地となり、文化面でも発展の礎となりました。
 そのほか、国宝や重要文化財に指定されている名庭や建築物など、見どころが豊富にあり、様々な文化や風情を感じられます。
 先人の築いた文化の息吹を感じられる場所はたくさんあります。休日に一息つく方法は人それぞれ違いますが、秋の余暇に日本文化や伝統に触れる機会を計画してみてはいかがでしょうか。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養11月13日(日)「余暇を楽しむ」より

<今日の心がけ>
文化や風習に関心を向けましょう