11月18日(金)「おさがり」

二人兄弟の次男として育ったFさんは、兄の「おさがり」を与えられることがほとんどで、新品を買ってもらえる兄をうらやましく思っていました。
 大人になり、育児をする中で、日用品にもお金がかかることを実感したFさんは、親の大変さをようやく理解できたのです。
 それを育児仲間に何気なく話してみると、まだ使用可能なベビーカーやチャイルドシートなどお互いに必要なものを譲り合うネットワークができたのです。
 そのような「おさがり」を積極的に活用する自治体もあるようです。自治体が卒業生や保護者に呼びかけると、制服などが数百点集まり、欲しい人が自由にもらうことができるのです。
 様々な物品を繰り返し使う「リユース」、無駄なごみを減らす「リデュース」、物を捨てずに資源として再利用する「リサイクル」の頭文字をとった、3R活動を推進する企業も昨今は増えているようです。
 身近な取り組みから自然環境への負担を抑える活動を意識したいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養11月18日(金)「おさがり」より。

<今日の心がけ>
環境のためにできることをしましょう