11月30日(水)「お客様の要望」

新車・中古車販売会社を経営するA社長の元に、新車の契約の話が持ち上がりました。自社の車の販売が好調の中での商談でした。
 お客様はレンタカーで利用した車種をとても気に入った様子でした。そのことからA社長へ「先日、レンタカーで使用した車種と同一の車の見積もりをお願いします」との連絡があったのです。
 それを受けてA社長は、依頼をもらった車種の仕様確認をし、お客様に見積もり額を伝えたのです。結果として商談は順調に進み、新車の契約に至ることになったのでした。
 しかし、お客様への納車を済ませて帰社したところに、「依頼したオプション仕様と違う車が届いています」とクレームの連絡が入りました。
 A社長はすぐさま謝罪をし、当初お客様が注文した車を再度納車したのでした。
<好調な時ほど要望に耳を傾け、信頼関係の構築に力を注ごう>と反省したA社長でした。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養11月30日(水)「お客様の要望」より

<今日の心がけ>
要望をしっかりと受け止めましょう