12月22日(木)「風花(かざはな)」

初冬の晴れた空から、小雪が舞ってくる現象があります。
 遠くの山や日本海側から雪が降ってくるもので「風花」と呼ばれており、冬晴れの美しい光景の一つと言えるでしょう。
 冬晴れにはそのほかにも種類があり、穏やかな晴れの日を指す「冬日和」、凍てつくような寒さの中、快晴が広がる「凍晴れ(いてばれ)」などがあります。
 また、冬の寒さが厳しくなる期間を示す寒中に、風がなく穏やかな天気であることを「寒凪(かんなぎ)」と言います。
 寒さが苦手な人は植物をよく観察すると良いでしょう。春には花を咲かせ、夏の暑さを耐え抜き、秋には実を付けます。
 冬に葉を落とした植物は、小枝に吹き付ける風を嫌がる様子もなく、たださながらに冬の寒さを迎えているのです。
 冬の寒さを苦手に思ったり、嫌ったりせず、寒さの中に美しさを見出せるような心を培いたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養12月22日(木)「風花」より

<今日の心がけ>
冬の寒さを味わいましょう