12月30日(金)「旅をする」

旅をすると思わぬ発見があり、様々な刺激を得られることはよくあります。
 「旅」とは、ひと時、自らの住む所を離れて、ほかの土地へ行くことを意味します。歴史上、旅には三種類あります。一つ目は、食糧や安住できる地を求めた「生きるための旅」です。これが日本における旅の起源とも言われています。
 二つ目は、遣隋使といった「命令される旅」、三つ目は熊野詣り(くまのまいり)のような信仰を目的としたものなど「自ら好んでする旅」があります。
 現代においては、自ら好んでする旅という意味合いが強いようです。主な目的は、その土地でしか味わえない食を楽しむ、観光名所を巡るなどがあるでしょう。
各々の好みによって、旅の楽しみ方も変わってきます。
 このように、旅を通して「非日常」を体感することは良い刺激になります。近場であっても、旅を計画し、実際に目的地へ赴き、現地で撮った写真などを通して思い出を振り返る楽しみは、人生の醍醐味と言えるかもしれません。
 見慣れぬ土地を目の当たりにすることで、人生がより豊かになるはずです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2022年12月30日(金)「旅をする」より

<今日の心がけ>
日常と離れた体験をしてみましょう