1月16日(月)「遠慮」

他部署へ異動になった中堅社員のFさんは、新しい環境で一日でも早く役に立ちたいと意気込んでいました。
 これまで経験したことのない業務が多く、分からないことばかりであったため、一つひとつ前任者や上司に確認する必要がありました。
 そんな中、忙しい上司の姿を見たFさんは、まずは自分なりに工夫し、必要最低限の内容のみ確認することを意識して業務を進めていました。

ところがある日、良かれと思って自分なりの判断で進めた業務が、かえって上司に手間をかけさせる事態を招いたのです。
 「異動して間もない時期に自己判断で進めてしまうと、間違った時に余計な業務が増えてしまう。まずは細かいことでも聞いてから進めるように」と注意され、ハッとしました。
 その後、まず指示を仰いでから業務を進めることにし、スムーズに物事が運ぶことを体感しているFさんです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養1月16日(月)「遠慮」より

<今日の心がけ>
分からない時は確認して進めましょう