2月3日(金)「節分」

四季に恵まれた日本では季節の変わり目を「節分」として大切にしてきました。
 節分は立春、立夏、立秋、立冬の前日に当たりますが、次第に立春の前日だけを節分と呼ぶようになりました。
 節分といえば、災厄(さいやく)を祓い健康や幸福を願う「豆まき」が代表的です。自分の歳の数だけ豆を食べると体が丈夫になるといわれています。また、ヒイラギの枝にイワシの頭を刺し、魔除けとして家の門に掲げる節分特有の飾りもあります。
 古来、節分のような年中行事や祭礼(さいれい)などを「ハレ」、日常生活を「ケ」と呼び、「ハレの日」には特別な料理を食べたり、衣服も整えたりして、普段の日とは違う意味を持たせました。
 「ハレ」は「晴れ着」「晴れ姿」「晴れ舞台」などの言葉に使われ、「ハレの日」を設けることで日々の生活に変化を与え、メリハリを大切にしてきたのです。
 メリハリのある生活を大切にするための「ハレの日」として受け継がれてきた節分を迎え、暖かくなる春を待ちたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月3日(金)「節分」より

<今日の心がけ>
生活にメリハリをつけましょう