2月13日(月)「出端(でばな)」
「よし、やるぞ」と気持ちを入れて何かを始めることを「出端」といいます。この出端を挫かれてしまうと物事は上手くいきません。
例えば、食事をしようと料理を口に運ぼうとした瞬間に電話が鳴ったり、出かけるタイミングで声をかけられたりすれば、調子が狂ってしまいます。
仕事で言えば、会議の決定事項に従って何かを始めようとした時に横やりが入って中断すること、出張に出る際に「行ってきます」と言おうとした瞬間に、呼び止められることなどが当てはまるでしょう。
お互いの出端を挫かないようにするには、十分なコミュニケーションをとって、相手の立場や状況に対する理解と気配りが必要になります。
そのような意思疎通の機会として活用できる場が朝礼にほかなりません。お互いの予定を知らせ合い、理解し合うだけで先ほどのような事態は防げるはずです。
物事の成否は、スタートの良し悪しが重要です。朝礼の場を生かして、一日の「出端」を最高の状態にして仕事に臨みたいものです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月3日(月)「出端」より
<今日の心がけ>
配慮を忘れないようにしましょう