2月14日(火)「商人は水であれ」
日本の代表的商社である伊藤忠商事株式会社代表取締役会長CEOの岡藤正広氏は「商人は水であれ」を自身の哲学としています。
「お客さんに合わせて丸にでも四角にでもなれる。それがプロというものだ」と述べ、氏は、そのためには「一つの職場で『一所懸命』に打ち込んで一芸に秀でること。一つのことを極めればいくらでも応用が利く」と、語っています。
方円(四角や円形)の器に随う(したがう)ことのできる水のように、その時々の環境に合わせて柔軟に対応できる力を身につけるためには、ある程度の時間をかけてじっくり技を磨くことが不可欠です。
仕事の正確性や処理能力の向上、観察力や応用力、あるいは非常時に対する適応力や修正力など、これらの力は経験を重ねることなしには身につけられません。
何事も一つずつ真摯に対応していくことで、自分の力が磨かれていきます。自分の仕事にじっくりと向き合う一日にしたいものです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月14日(火)「商人は水であれ」より
<今日の心がけ>
目の前の仕事に真摯に向き合いましょう