2月17日(金)「伝え方の心構え」
Aさんは、感情的に相手を責めることがあります。
ある日の会議で準備不足だった後輩を注意しました。Aさんは徐々に感情的になってしまい、過去の失敗まで持ち出して指摘しまったのです。
それを近くで聞いていた上司のBさんは、やり取りが終わった後、Aさんに「注意する目的は相手をやり込めることではありません。感情的にならず、一呼吸おいて具体的に何がいけなかったか提示してあげましょう」と言いました。
人によって、同じことを言われても、伝えられ方によっては受け止め方が変わってきます。また、自分が言わないで我慢すると、気づかないうちにネガティブな気持ちになり、関係性を悪化させることにもつながりかねません。
大切なのは、相手の事情や立場を尊重して、伝え方を考え、言うべき時にはきちんと伝えて互いに理解を深めようとすることです。
それ以来、Aさんは感情的なならず、話し合うことを意識するようになりました。それを契機に、同僚と力を合わせて仕事をする喜びを感じ始めたのです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月17日(金)「伝え方の心構え」より
<今日の心がけ>
相手を尊重して伝えましょう