2月25日(土)「名選手は名監督にあらず」

 スポーツ界には「名選手、名監督にあらず」という言葉があります。
 確かに歴史に残るような輝かしい成績を収めた選手が、引退後に指導者へと転身し、そこでも数々の好成績を残せるかというと、そうとは言い切れません。名選手が名監督と言われる事例は、相対的に見て少ないように思えます。
 しかし、名選手が指導者として成功した事例もある以上、そこには何らかの秘訣が存在するはずです。
 その競技も道具や技術の進化は目覚ましく、トレーニング方法もスポーツ科学に基づいたものに変わっています。名選手が名監督になる秘訣の一つは、現役時代の栄光にとらわれず、こうした変化を柔軟に受け入れる姿勢ではないでしょうか。
 職場においても同じようなことが言えます。過去の経験に固執(こしゅう)し、自分の考えを押し付けてしまうと、部下が成長する好機を奪うことになりかねません。

「名社員、名管理職」になるために、過去にとらわれることなく、変化を楽しめるような柔軟な姿勢をもちたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月25日(土)「名選手は名監督にあrず」より

<今日の心がけ>
変化を楽しむ意識を持ちましょう