2月27日(月)「プライド」

主にアフリカのサハラ砂漠以南のサバンナや乾いた平原に生息しているといわれるライオンは、昔から強さのシンボルとして人々に崇められてきました。
 野生のライオンは基本的に群れを成して生活をしています。その集団、群れは「プライド」と呼ばれ、5頭前後の雌ライオンを中心に1〜2頭の雄ライオンと数頭の子ライオンが加わり、常に多くの食糧を必要とします。

 しかしライオンは、ほかの肉食動物と比べて体が大きく動きも俊敏でないため、単独での狩りを得意とせず、成功率は20〜30%程度といわれています。
 そこで雄ライオンより1回り小柄で早く動ける雌ライオンが連携を組んで狩りを行い、一方で雄ライオンは縄張りを守る役割を担うようになったのです。
 狩りでは追いかけるライオン、回り込むライオン、待ち伏せするライオンなど役割を決めて狙いを定め、水牛やヌー、キリンなどの自分より大きな獲物や、シマウマやガゼルなど自分より早く動く獲物を息つく暇もなく捕らえるのです。
 強固な結束力と連携で、ライオンは大自然を逞しく生きているのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養2月27日(月)「プライド」より

<今日の心がけ>
周囲との連携を深めましょう