3月28日(火)「小さな違い」

言葉というのは不思議なもので、表現方法のちょっとした違いによって、伝わる意味合いが変わってしまうことがあります。
 例えば、一週間前にメールが送られてきて、内容は確認していましたが、まだ返信をしていなかったとします。その状況で、送り主から、メールがきちんと届いているかどうか、問い合わせがあった際、どのように対応するでしょうか。

問い合わせに対して、「確かに届いております」と返答をすると、相手は、一週間前のメールがきちんと受け取られていると解釈するでしょう。
 一方で、「確かに、届いておりました」としたらどうでしょうか。この文面では、「一週間前に確かにメールは受信しているが、それに今、気づいた」という意味合いが強くなりかねません。
 忙しくなると、どうしても表現の選び方が雑になってしまいます。その「雑さ」が、誤解を招く場合もあるでしょう。誤解を避けるためにも、普段から、言葉がどう受け止められるかに注意を向けたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養3月28日(火)「小さな違い」より

<今日の心がけ>
言葉遣いに気を配りましょう