5月9日(火)「厳しい状況でも」

アメリカのメジャーリーグで1980年代に活躍した選手の一人に、カーク・ギブソンという選手がいます。
 1988年のワールドシリーズ第一線、当時、ロサンゼルス・ドジャースに所属していたギブソンは、1点を追う九回に代打で登場し、試合を決めるサヨナラホームランを打ちました。
 当時のギブソンは怪我で両足を痛めており、走ることもままならない状態でした。そのような状況でもホームランを打てた要因の一つが、常に冷静さを失わなかったことだといわれています。
 ギブソンはホームランを打つ直前にいったん間を置き、「決め球はスライダーが多い」という相手投手の特徴を思い出していました。ホームランはそのスライダーを見事に捉えた結果でした。
 厳しい状況の中でも、一度冷静になって少しでも考える余裕を持てるようになれば、成功への道筋がみえてくるのではないでしょうか。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月9日(火)「厳しい状況でも」より

<今日の心がけ>
冷静に状況を見極めましょう