5月17日(水)「息子から学ぶ」

Sさんは、部署内で新たなプロジェクトメンバーに選出されました。しかし、今まで携わってきた業務とは異なる分野のため、不安な気持ちがありました。
 「メンバーはほかの人のほうが良かったのではないか」「なぜ自分が選ばれたのか」そんな思いがいつも頭の片隅にあり、日に日に心が暗くなっていったのです。
 そんなある日、帰宅すると、小学一年生の息子が、苦手な算数の宿題と向き合っている姿を目にしました。そして、何とか問題を解き終えた息子の顔は、充実感と達成感に満ち溢れていたのです。

息子の姿を見てSさんは<やったことがないと逃げていては成長には繋がらない。今の自分に与えられた役割を一所懸命取り組むことが大切だ>と、これまでを反省し、プロジェクトの成功に向けて自身の覚悟を決めたのです。
 それからSさんは、どんな状況であっても、自分にできる仕事を精一杯行なうことを意識するようにしました。その結果、心も明るく、仕事も捗るようになりました。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月17日(水)「息子から学ぶ」より

<今日の心がけ>
果敢に挑戦しましょう