5月22日(月)「間(ま)の取り方」

「間」とは、時間と空間を、感覚的に捉えた言葉といえるでしょう。
 例えば、「間が悪い」や「間が合う」は、タイミングの良し悪しの判断に使われます。また「間合い」は、相手との距離を図る際の言葉として使われます。
 人間関係でも、「鬼の居ぬ間の選択」など、心の距離や関係性を表します。
また、会話やスピーチでは、「間」が重要といわれます。
 文章表現でも、「私にもしものことがあったならば」と「私に、もしものことが、あったならば・・・」では、読み易さが変わります。
 この「間」の取り方によって、物事の伝わり方や意味が変わってきます。円滑な人間関係のカギは「間」の取り方にあるのでしょう。
 上司や同僚、部下、お客様など、様々な人間関係において、立場や関係性が異なると、自ずと「間」の取り方も異なってきます。敬語や謙譲語などは、その「間」を調整するために築きあげられたのかもしれません。
 「間」のあり方を改めて見直し、人との関係を良好にしていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月22日(月)「間の取り方」より

<今日の心がけ>
間の大切さを見直しましょう