5月24日(水)「変わるきっかけ」
H社長は、資本提携している子会社の経営を任されることになりました。
その子会社は、社員のモチベーションが低く、業績が長年にわたり低迷しており、社内全体でもメリハリが感じられませんでした。
初日の朝礼で全社員に挨拶を行なった直後に役員と各部署を回る際、エレベーターの中で何人かの社員と会いました。しかし、その社員たちは、H社長に挨拶をすることもなく、会話を続けていました。
意識改革の必要性を感じたH社長は、挨拶の意識づけから始めました。すぐに成果は出ませんでしたが、続けていくと、社内の雰囲気も良くなっていきました。
また、営業部と商品開発部は、対立することが多く、関係性が悪い状態が続いていました。しかし、挨拶の徹底をきっかけに関係は改善され、互いの部署が連携を強化したことで、新商品を完成させることができました。
少しの意識や行動の変化が、自身の成長につながります。何かに行き詰まったら変化をつけて、状況を好転させるきっかけにしたいものです。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月24日(水)「変わるきっかけ」より
<今日の心がけ>
成長のきっかけをつくりましょう