5月25日(木)「日に一度」
ピアニストのイグナッツィ・ヤン・バデレフスキの言葉に「練習を一日休むと自分にわかる。二日休むと批評家にわかる。三日休むと聴衆にわかる」があります。
Nさんは書道が趣味なのですが、小筆で仮名を書くのが苦手でした。<同じ書道を習っている周りの人たちは上手なのに>と、書いてはあきらめ、数日後にまた再開という状態が約二十年続きました。
しかし、毎日書くことが上達の秘訣だと思い、短時間でもとにかく毎日小筆で仮名を書くことにしました。三年程継続し、ようやく人並みに書けるようになってきたと実感できるようになりました。
以来、Nさんは書道に限らず、何か上達したいと思うことがあると、短時間でも毎日取り組むことにしました。するとそれぞれに上達していくことがわかり、一日一回が上達のカギであることをますます実感するようになりました。
毎日行なうためには、時間と場所を決めるなど習慣化させることが肝心です。
そうすれば義務感もなくなり、自然に取り組むことができるでしょう。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養5月25日(木)「日に一度」より
<今日の心がけ>
短時間でも毎日取り組みましょう