6月13日(火)「勤労意欲」

高齢化が進む日本では、65歳以上の高齢者が、令和3年10月現在で3600万人以上となり、総人口の28.9%を占めるまでに増加しています。
 世界最高の高齢化率である日本は、高齢者の就業率が年々上昇し、65歳から69歳で50.3%、70歳から74歳で32.6%の人が就労している状況にまでなっているのです。
 就業率が、今後どのようになるかは分かりませんが、収入のある仕事をしている60歳以上の約4割が、<働けるうちはいつまでも働きたい>と考えており、就労意欲の高さが続く限り、高齢者の就業率が下がることはないでしょう。
 体力や記憶力の低下など、高齢者には避けて通れない面もありますが、一般に高齢の人は、長年の経験と豊富な知識を持ち合わせており、指導力や統率力にも長けている人が少なくないといわれています。
 雇用する側は、高齢者の就業環境を整え、働く側は心身の健康増進を図りつつ、年齢を気にせず培った経験を存分に発揮したいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月13日(火)「勤労意欲」より

<今日の心がけ>
年齢にとらわれず日々前進しましょう