6月15日(木)「休憩室での挨拶」

飲食店で副店長を務めるYさんは、スタッフに接客を指導する立場にあります。その時、アルバイトとして一人の青年が入ってきました。
 その青年は、日頃から表情が乏しく、挨拶も満足にできません。しかも、仕事への熱意も感じられず、Yさんはこの青年の教育に頭を抱えていました。
 そうした日々の中、Yさんがスタッフの集まる休憩室に「お疲れさまです!」と元気に挨拶をして入った時のことです。
 挨拶の声は届いたはずなのに、誰からも返事が返ってきません。ベテランのアルバイトスタッフも含め、皆がスマートフォンに夢中だったのです。

Yさんは<これではいけない>と痛切に感じ、すぐさま店長に「どこでも明るく挨拶を交わすようにしましょう」と提言しました。
 最初はぎこちなかったスタッフ達も段々と挨拶を交わすようになり、店舗全体が明るい雰囲気になっていきました。新人の青年も、徐々に明るい笑顔で挨拶ができるようになり、今では見違えるほど仕事にも熱心に取り組んでいます。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月15日(木)「休憩室での挨拶」より

<今日の心がけ>
いつでも明るく挨拶しましょう