6月16日(金)「妻の存在」
まもなく80歳になるM氏は、プロパンガスの販売とガソリンスタンドの経営を行なっています。
地域のお客様のために、朝から晩まで骨身を惜しまず働き続け、地元になくてはならない企業を築いてきました。
これもひとえに「妻が家を守ってくれたから」とM氏はしみじみと語ります。
家事や育児を妻が一手に引き受けていたので、仕事に専念できていたのです。
その妻が家の中で転倒して骨折し、入院することになりました。今まで家のことは妻に任せっきりだったため、家電製品の使い方も分かりません。そこで子供たちに使い方を習い、洗濯や食事を一人で行なうことにしました。
日頃から妻には「ありがとう」と感謝の言葉をかけていましたが、妻の働きの大きさを実感し、心から労いの言葉を伝えていただろうかと反省したそうです。
「妻に対する愛おしさが、ますます湧いてきました」と語るM氏。改めて、身近な人に感謝の思いを向けていこうと誓ったのでした。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月16日(金)「妻の存在」より
<今日の心がけ>
身近な人に感謝しましょう