6月21日(水)「つもり」

私たちは何気なく「○○のつもり」と口にすることはないでしょうか。
 この「つもり」は「積もり」と書き、「前もって考えていたこと」「そうなったと仮定した気持ち」「予想して計算する」などといった意味があります。
 いずれの意味を見ても、「予測」や「予想」といった「不確定」な状態に対する表現であり「確定」の状態に対して使う言葉ではありません。
 例えば、「10時に伺うつもりです」といった表現は「確約できませんが、10時に伺う予定です」という意味合いになります。これでは訪問先の相手に失礼だと思われかねません。

時間を確定させ、「10時に伺います」と言い切るのが適切です。どうしても難しい場合は、「道路状況によって10分ほど遅れるかもしれません」など、理由と共に時間が不確定であることを伝えるべきでしょう。
 日常の中で使う言葉を正しく理解し、誤解を招かないように留意していきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月21日(水)「つもり」より

<今日の心がけ>
言葉の意味合いを考えましょう