6月23日(金)「嗜好の客観視」

たまには変わったものを食べようとか、何か新しいことを始めようと思っていても、人は意外と同じことを漫然と繰り返してしまうものです。
 Tさんは、データ集計の際に計算ミスをしてしまいました。そのことをきっかけに数字に強くなろうと「小遣い帳」をつけ始めました。
 すると、ある日、思わぬことに気づいたのです。それまで、自由気ままに好きな物を買っていましたが、一ヶ月のレシートの束をみて驚きました。
 その理由は、ほぼ同じような物ばかりを購入していたからです。しかも、同じような物の中には、明らかに浪費につながっている物も多くありました。

それ以来、定期的にお金の出入りをチェックして、その時々の自分の行動や嗜好を記録し、意識して生活習慣を見直すようになりました。

人は習慣の生き物といわれますが、その良し悪しの判断は客観的に見なければわかりません。Tさんの場合、それが「小遣い帳」だったのでしょう。
 自己を客観視する目を養い、よき習慣を身につけていきたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養6月23日(金)「嗜好の客観視」より

<今日の心がけ>
自己の習慣を見直しましょう