7月21日(金)「夏の昆虫」

いよいよ夏本番となり、野山では多くの昆虫が活発に活動しています。子供の頃、夏休みに虫取りをした人も多いでしょう。
 地球上では多種多様な生物が相互に影響し合いながら共存しています。この概念を生物多様性といい、三つのレベルで多様性が確保される必要があります。
 1つ目が「生態系の多様性」です。地球上には、森、河川、干潟、海などさまざまな自然環境があります。それぞれの地域の各環境下では、食物連鎖などを通し、多くの生物がバランスを保ちながら独自の生態系を構築しています。
 二つ目が「種の多様性」です。動植物、菌類を含めた地球上の種の数は175万種以上。その過半数は昆虫で、約100万種が存在するといわれています。
 三つ目が「遺伝子の多様性」です。同種の生物でも、地域や個体によって、体の大きさや形、模様などが異なります。これは遺伝子の違いによるものです。
 地球上に生存する多様な生命に目を向け、人類の生きる基盤である自然の営みに感謝を深めたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養7月21日(金)「夏の昆虫」より

<今日の心がけ>
身近な自然に目を向けましょう