8月16日(水)「まずやってみる」

六十代のMさんは、自らをアナログ人間と称し、スマートフォンが普及した昨今でも旧来型の携帯電話を愛用していました。
 しかし、社内でデジタル化の取り組みが始まり、情報共有や予定の管理等をスマートフォンで行なうことになったため、Mさんにも一台貸与(たいよ)されました。
 当初、Mさんは<自分に使いこなせるか><使い方を間違えて仕事に支障がでたらまずい><できればこれまで通りのやり方でやりたい>と後ろ向きな気持ちにとらわれていました。
 しかし、周囲に使い方を教えてもらいながら、実態に使用し始めると、悪戦苦闘しながらも徐々に操作に慣れてきました。すると、各種の便利な機能に気が付き、かえって仕事がはかどったのです。
 これまで新しい機器の使用を敬遠してきた時間がもったいないと思うほどに、スマートフォンが手放せなくなったMさん。今後も、先入観や苦手意識を持たずに、新しいことに挑戦しようと気持ちを切り替えたのでした。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月16日(水)「まずやってみる」より

<今日の心がけ>
何事も挑戦してみましょう