8月18日(金)「良心と良識」
Sさんは、最近、ある二つの言葉を聞くことも使うこともなくなったことを気にかけています。それは、正しい行ないをしようとする心「良心」と、善悪の健全な判断力である「良識」という二つです。
例えば「良心がある人」「良識ある行動をとれる人」は、どちらも社会を健全にするには必須の存在です。こうした人が世の中からいなくなると、社会はますます混沌としてしまうのではないかとSさんは考えたのです。
山間(やまあい)の小川がいくつも集まって大河の流れとなるように、多くの人の良心と良識とが集まれば、社会の中で大きな力として発揮されることでしょう。
社会や企業の様々な課題の解決にはルールづくりや技術の発展が必要ですが、その根底にあるのは良心です。
少しでも社会に貢献できる人になりたいと願うSさんは、利得や欲にまどわされず良心に従って行動しようと決心しています。さらに、良識を発揮していくことの大切さを、家族や職場の仲間に伝えていこうと思っています。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月18日(金)「良心と良識」より
<今日の心がけ>
善悪の判断力を高めましょう