8月24日(木)「質問への答え方」

何かを質問されたとして、その問いに対して明確に答えるのではなく、曖昧な言葉で答えを示唆するに留まることはありませんか。
 例えば、「この仕事を今日中に終わらせることはできますか?」という問いかけに対して、「会議がいくつかありまして」と答えるようなケースです。この場合、「できない」ことを直接伝えるのではなく、間接的に表現しています。
 答える側は、<これで分かってくれるだろう>と感じているのかもしれません。しかし、質問した側には、「会議がいくつかある」→「今日中に終えることができない」というように、答えを得るための段階を踏む負担が生じます。
 職場においては情報伝達を間接的な表現で曖昧にするよりも、明確に答えたほうが好ましいでしょう。先の例では、「今日中は難しいです」というように、はっきりと結論を伝えると質問者への負担が軽減されます。
 親しい間柄(あいだがら)では、情報伝達が曖昧になりがちです。自分の言葉が不明瞭なものになっていないかチェックしたいものです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養8月24日(木)「質問への答え方」より

<今日の心がけ>
明確に伝えましょう