9月1日(金)「食は天地(あめつち)の恵み」」
秋は野菜や果物、魚など、ほかの季節にも増して多くの食材が旬を迎えます。
米が収穫される時期でもあり、「食欲の秋」をイメージする人も多いでしょう。
消費者にとっては美味しいものをたくさん味わえる嬉しい季節ですが、農家や漁師など、食に関わる仕事に就く人々にとっては、寝食を惜しんで収穫に励むなど、非常に忙しい時期でもあります。
食事をいただく際には、こうした人たちへの感謝を忘れないようにすることが肝要です。また、私たちが口に運び、健康な体を保ってくれる食べ物は、かつて生きていた動植物にほかなりません。
茶碗一杯のごはんは、米、役3250粒にあたるとされます。その一粒一粒は、蒔けば発芽して命を紡ぐことのできる種でした。食べるという行為は、命をいただく行為なのです。
生きていくために欠かせない食事だからこそ、大自然の恵みと多くの人々の働きへ思いを馳せ、ていねいに味わいましょう。
一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月1日「食は天地の恵み」より
<今日の心がけ>
感謝の心で食事をいただきましょう