9月8日(金)「北風と太陽」

イソップ寓話の一つに「北風と太陽」があります。
 物語は、旅人の上着をどちらが先に脱がすか、力比べをする内容です。この話は人材育成や家庭教育など、指導者側の教訓として読み解くこともできます。
 美容業を営むM氏は、優れた技術を持ちながらも険しい表情で仕事をする社員に、「笑顔で接客しましょう」と伝えても、頑なに拒む態度に悩んでいました。
 M氏は<笑顔になれない理由があるのではないか>と視点を変え、相手に寄り添い、傾聴に心がけると、深刻な悩みを一人で抱えていることを知りました。

そこで、解決に向けてアドバイスしつつ、見守ることにしました。その後、社員は次第に笑顔になり、イキイキと働くようになったのです。
 人材育成は、各々の性格や特質、環境が異なるため、正解はないとされますが、知らず知らずのうちに北風のような力業(ちからわざ)で相手を変えようとして逆効果になることもあるのかもしれません。
 相手に寄り添い、やる気を引き出す方法があることを肝に銘じましょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月8日(金)「北風と太陽」より

<今日の心がけ>
相手の心情をくみ取りましょう