9月14日(木)「視線を向ける」
「目は口ほどに物を言う」といいますが、職場内で挨拶を交わす時や、人の話に耳を傾ける際にも、視線は意外と強い力を持ちます。
Tさんが出勤後、机に向かって仕事をしている時のことです。後から出勤した同僚からの「おはようございます」という声に気づき、挨拶を返そうとしました。
顔をあげて、同僚をみやると、その視線は、既に次の人に向かっており、Tさんの挨拶は、同僚の背中に小さく虚しく響いただけでした。
少し寂しく思ったTさんでしたが、自分もスマートフォンを見ながら人の話を聞いたり、挨拶をしたりすることがあったことを思い出したのです。
挨拶や返事は、よそ見をして行なうより、しっかりと顔を向けたほうが、相手への関心の高さを示しやすくなるでしょう。
相手に投げかける言葉に視線を伴わせることで、その人に対する印象はさらに良くなり、コミュニケーションも円滑になるのではないでしょうか。
日常の何気ない仕草を整えて、より良い人間関係を築きたいものです
一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月14日(木)「視線を向ける」より
<今日の心がけ>
相手を見て話しましょう