9月22日(金)「芸術家ミケランジェロ」

ミケランジェロ・ブオナローディは、イタリアのルネサンス期を代表する芸術家の一人です。なかでも、サン・ピエトロ大聖堂の「ピエタ」や「ダビデ像」は最高傑作と呼ばれています。
 ミケランジェロは、二十代でこれらの彫像を完成させて、名声を確立しています。その後、戦乱や時代の波に翻弄されながらも創作に没頭し、八十八歳で息を引き取る数日前まで鑿(のみ)を持ち続けたといわれています。
 翻って、私たちは仕事や趣味など無心で打ち込める何かに出合っているでしょうか。没頭して時間の経過も忘れるくらい夢中になれるものはあるでしょうか。
 たとえ、それが芸術的分野でなくても、趣味やスポーツなど、生涯にわたり情熱を注げる何か、没頭できる何かに出合えるということはとても幸せなことです。
 もし、無心で取り組める何かに出合えていないのであれば、好奇心のアンテナを張り続け、視野を広げて探してみましょう。物事に取り組むとき、固定観念に縛られず、違う視点で周りを見回して一歩踏み出してみてください。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月22日(金)「芸術家ミケランジェロ」より

<今日の心がけ>
夢中になれるものを探しましょう