9月28日(木)「小さな親切」

電車で座っていると、立ち上がった目の前の人がポケットからペンを落として気づかずに降車しようとしたときに、隣の人が気づき声をかけました。このような場面を見た時、人は何となく幸せな気分になるものです。
 何気ない行動ではありますが、こうした小さな親切な行動は、受けた人からさらに別の人へと広がっていくことがあります。
 例えば、サッカーのワールドカップで多くの日本人サポーターが試合後に観客席のごみを回収している姿は、世界から称賛されました。スタジアムを綺麗にして帰りたいという気持ちが、周囲に広まっていったのでしょう。
 ほかにも、電車で席を譲る、道に迷っている人に声をかけるなど、普段の日常の中で見かける光景も親切な行動と言えます。
 職場には、それぞれ得手不得手がある人たちが集まっています。そうした環境だからこそ、互いが思いやりの気持ちを持って助け合いたいものです。そうすれば職場の雰囲気も良くなり、仕事もしやすくなるでしょう。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養9月28日(木)「小さな親切」より

<今日の心がけ>
親切心を持ちましょう