10月27日(金) 本気の言葉

飲食店を経営しているTさんに、加盟している業界団体の代表を務めるMさんから電話がありました。業界団体の時期代表にTさんが就任してほしいという打診で、後日Tさんの会社にMさんが来ることになったのです。

次期代表の打診はTさんにとって青天の霹靂(へきれき)であり、自身の業務で手一杯でもあったため、Mさんにあった際、ていねいに断ろうと思っていました。

後日、訪れたMさんから「次期代表は、Tさん以外は考えられません。ぜひ受けていただけないでしょうか」と真剣な面持ちで依頼されました。

Tさんは、Mさんの真剣な表情と、本気が伝わってくる言葉に心を動かされ、代表を引き受ける覚悟を決めたのでした。

日本では昔から、言葉には不思議な力が宿るという言霊の存在が信じられていました。思いのこもった温かい言葉は他人の心に響きますが、反対に不用意な言葉は人を傷つけ、トラブルに発展してしまうこともあります。

日々、自身の発する言葉を大切にして業務に励みたいものです。

今日の心がけ◆言葉を大切にしましょう