11月13日(月) ハチドリのひとしずく

南米のアンデス地方には「ハチドリのひとしずく」という話が伝えられています。日本では、明治学院大学名誉教授の辻信一氏の翻訳で紹介されました。

「森が燃えていました。森の生きものたちは、われ先にと逃げていきました。でもクリキンディという名のハチドリだけは、いったりきたり、くちばしで水のしずくを1滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。

動物たちがそれを見て『そんなことをしていったい何になるんだ』といって笑います。クリキンディはこう答えました。『私は、私にできることをしているだけ』」

この物語は、環境問題のように自分1人では解決が難しい大きな問題に対して、小さくとも自分のできることに取り組むことの大切さを教えてくれます。

そして、クリキンディをとりまく他の動物たちの言動は、我が身に迫る問題に対して無関心な人々の様子と捉えられるかもしれません。

1人の小さな行動が、多くの人の心を動かすこともあるはずです。小さな行動1つひとつが集まれば、大きな力になるでしょう。

今日の心がけ◆自分にできる行動をしましょう