11月17日(金) 傾聴姿勢

良好な人間関係を築くには、相手の話に耳を傾けることが大切です。そうと分かっていても、相手が望むほどしっかり聞いていない場合もあるかもしれません。

Kさんは、妻から「私や子供たちの話をちゃんと聞いてほしい」と言われて驚きました。今までずっと話を聞いていたつもりだったからです。

しかし、振り返ってみると、家族の話を聞くのは、新聞やテレビを見ながらであることが多く、受け答えも生返事をするばかりだったのです。

話を「きく」の漢字は「聞く」と「聴く」があり、「聞く」は自然に耳に入ってくることを指し、「聴く」は積極的に耳を傾けることを意味します。

その違いを知ったKさんはこれまでの「聞く」から「聴く」へと姿勢を改めました。しっかり相手の目を見て相槌を打ち、時に質問や意見も交わしながら対話の時間を持つようにしたのです。

今では妻は育児や地域活動について、子供は学校や友達との出来事について、イキイキと語ってくれるようになり、家庭には朗らかな笑い声が響いています。



今日の心がけ◆聴く姿勢を見直しましょう