11月20日(月) 最適解
ある日、Aさんは後輩から、「スキルアップのために、何か資格を取った方がいいのでしょうか」と質問を受けました。
A さんが自分たちの部署で役立ちそうな資格を思い浮かべていると、一緒に話を聞いていた同僚が「どうしてそう思ったの?」と質問しました。
それに対して後輩は「今取り組んでいるプロジェクトに必要な技術は特殊なので、今後新しい仕事に生かせるか不安です」と、心中を教えてくれました。
すると同僚は「確かにこの技術は汎用性に乏しいかもしれないけど、保持者が少ないぶん必要な時に重宝されるはずだ。それに1つのプロジェクトを完遂する経験は何よりも得難いものだよ」と励ましました。
後輩はハッとした様子で「まず今取り組んでいることに全力を尽くします」と、晴れやかに答えたのです。このように、質問に対して順当な答えで足りる場合もあれば、質問の背景をふまえて新たな視点から回答すべき時もあるでしょう。
質問の根底にある、その人の心に想いを馳せたいものです。
今日の心がけ◆質問の意図を汲みましょう