11月29日(水) 心のギフト

クリスマスやお歳暮など、ギフトを意識したディスプレイが目立つ季節となりました。お歳暮を贈るという風習は時代によって変化しているようです。

お歳暮は、昔、道教の風習が伝わり、日本流にアレンジされて習慣化したもので、祖先に対して供え物をしたことが起源とされています。

1年の感謝を込め、御霊祭(正月に家々の祖先の魂を祭る行事)において親族や子供の嫁ぎ先に供え物を贈る風習が広まり、江戸時代には得意先や上司などに感謝のしるしとして贈るように変化してきました。

しかし、近年は「虚礼廃止」の風潮からお歳暮などを減らしたり、取り止めたりするケースも多いようです。

虚礼として贈るのは無用ですが、ギフトを添えるか否かは別として、感謝の心を伝える、深める心意は大切にしたいものです。

手帳などを開いて、今年もお世話になった人を思い起こしてみましょう。感謝の念が深まってくるはずです。

今日の心がけ◆お世話になった人を思い起こしましょう