11月30日(木) 力まない

Nさんは詩吟に興味があり、地元の詩吟教室に通い始めました。

始めたばかりの頃は、大きな声で吟じることを意識していました。ある時、講師から「力まない方がいいですよ」と言われたので、声量を抑え、余力を残す意識で改めて吟じてみたところ、かえって声がよく通るようになりました。

また、最初は何曲か吟じるとすぐに声が枯れていたのですが、声の出し方を変えたことで、それもなくなっていきました。Nさんはこの時、〈これは他のことにも通じるのではないか〉と思いました。

Nさんは、目の前のことに手一杯になりがちで、気持ちにも余裕がなくなりミスしてしまうことがありました。

詩人を行なう中で感じたことを活かし、全力で仕事に取り組む中でも、一息つく機会を増やしたり、行き詰まったら誰かに相談したりすることで、気持ちに余裕を持って仕事ができるようになっていきました。

心にゆとりを持たせることで、精度の高い仕事につなげていきましょう。

今日の心がけ◆ゆとりを持って取り組みましょう