12月4日(月) 麦踏み

同じ耕地で年に2つの作物を交互に栽培することを二毛作と言い、日本では、夏に稲、冬に麦を作るのに適しています。

冬の風物詩として行なわれる作業に「麦踏み」があります。麦踏みは、寒風の吹きすさぶ麦畑で、秋に発芽した麦の芽生えを人が足で踏みつける作業です。

冬の寒い時期に、霜で根が土から離れないようにし、さらに麦の芽の伸び過ぎ、凍結による土の盛り上がりを抑えて根の張りを良くするために、麦を踏みます。

Aさんは、早朝の30分を読書の時間に充てていましたが、最近は寒さで起きられませんでした。そんなある日、小麦畑で麦踏み体験をすることになりました。

寒空の下、小麦の成長を願いながら地面を踏みつけていると、〈自分も寒さを嫌がらずに頑張ろう〉と意欲が湧いてきたといいます。

朝の時間は大切だと分かっていても、寒い時期は辛いものです。そのような時は、〈寒い時期だからこそ〉と心を切り替え、何事にも挑戦していきましょう。春には冬の努力の数だけ成果としての実りがあるはずです。

今日の心がけ◆寒さを嫌がらずに取り組みましょう