12月19日(火) 思案と行動

ある美術学校で行なわれた研究事例です。

陶芸の授業で生徒を2つのグループに分け、一方には作品の量によって、他方には作品の質によって採点すると告げました。すると、優秀な作品はすべて前者の量で採点するグループから生まれたという興味深い結果が出たのです。

量のグループでは、たくさんの作品を作る過程で何度も失敗を繰り返しながらそこから学び、良い作品を生み出しました。対して質のグループでは、どのような作品が良いか議論する時間が長く、制作時間は短かったのです。

この結果から、議論は程々に、できることから行動に移し、試みと失敗を繰り返しながら適切な方法を見出だしていく、試行錯誤の有効性が見えてきます。

私たちは、不得意なことを任されたり、状況が悪くなった時、手を止めがちではないでしょうか。そんな時こそ、行動することが打開策になるかもしれません。

「案ずるより産むが易し」というように、できることから一歩踏み出す、素早い行動力が必要でしょう。

今日の心がけ◆すぐに行動に移しましょう