1月5日(金) 凧あげ
「凧あげ」といえば、お正月の風物詩として広く知られる遊びです。
凧あげが日本に伝わったのは平安時代ごろといわれています。当初は貴族の遊びだったものが、その後、戦においては狼煙代わりにも用いられたようです。
江戸時代になると、凧あげが庶民にも広まるようになり、凧あげに様々な意味や役割を持たせるようになりました。
例えば「立春の季に空を向くは養生のひとつ」といわれ、暦の上で1年の始まりを表わす立春に、空高く上がった凧を見上げ、健康を祈願していました。
また、端午の節句で凧あげは「初凧」などと呼ばれ、男の子の初節句を祝って大きな凧を大空に舞わせたそうです。
そのほか、鶴と亀で2枚1組の「祝凧」や「連凧」「けんか凧」「大凧」といった地域の伝統行事や祭事に合わせ、様々な凧が存在します。
澄み渡った青空に舞う凧にあやかり、今年1年の成長や飛躍を願掛けしてみてはいかがでしょうか。
今日の心がけ◆伝統文化に触れましょう