1月23日(火) 準備を徹底する

明治35年1月23日に発生した、八甲田山雪中行軍遭難事故は、世界的にも類を見ない山岳遭難事故として記録されています。

当時、青森に駐屯していた陸軍の歩兵第5連隊は、青森市街から八甲田山を越え、八戸に至る訓練を実施しました。しかし、天候の急激な悪化によって遭難し、参加者210名中、199名が亡くなる大惨事となりました。

他方では、同年1月に同様の訓練を実施した弘前の歩兵第31連隊の選抜者37名は、1人の犠牲者も出すことなく計画を完遂しています。

両隊の明暗を分けた要因は様々ありますが、その中でも「準備」に関しては大きな差がありました。記録によると、実施の下命は第31連隊が1ヶ月前であったのに対し、第5連隊は2日前とあり、準備の時間が短かったのです。

私たちの職場でも、職種によっては命の危険と隣り合わせという作業もあります。準備の如何で、成否が別れることは言うまでもありません。

仕事への準備を今一度見直してみましょう。

今日の心がけ◆念入りに準備しましょう