1月30日(火) 時代を超えて

約1300年前に編纂(へんさん)された『万葉集』を、現代のSNS感覚の言葉で訳した『愛するよりも愛されたい』が、若い世代を中心に人気を博しています。

例えば、舎人皇子の御歌「ますらをや 片恋せむと 嘆けども 醜(しこ)のますらを なほ恋ひにけり」を親しみやすく訳したのが、「イケメンの俺が片想いなんかするかよw っていってたけど したわwww」です。

著者は、もっと若い世代に『万葉集』を親しんでほしいという思いと、1000年以上の時を超えて、万葉の人々と現代に生きる人の縁をつなぎたいといった思いから今回の「超訳」にチャレンジしたと言います。

仕事への思い入れが強くても、これまでの常識に縛られていては、新しい良いものは生まれません。本書は当初は売れると思わず、500部しか発行しなかったようですが、版を重ね、今では9万部以上も出版されています。

物事の本質を突き詰めて、時にはこれまでの固定観念を取り払い、柔軟な発想で仕事に取り組みたいものです。

今日の心がけ◆発想を柔軟にしてみましょう