2月8日(木)ライバルの存在

野球の大谷翔平とマイク・トラフト、サッカーのクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシなど、スポーツ界においてライバル関係はつきものです。

ライバルは、〈相手に勝ちたい〉と自分を鼓舞し、志気を高めてくれる存在でもあります。それは個人のみならず、業界の中でしのぎを削る企業同士のケースもあるのではないでしょうか。

養殖牡蠣の生産量は、1位が広島県で、2位が宮城県です。お互いに大きさや味の濃厚さなどを競ってきました。

2011年の東日本大震災で、宮城県の牡蠣養殖業は壊滅的な被害を受けました。そこでいち早く助け船を出したのが、ライバルでもある広島県だったのです。

広島県は養殖施設に必要な資材を提供し、人材を派遣しました。互いの存在が品質向上につながっており、早く元の姿に戻ってほしい一念での支援でした。

ライバルがいるからこそ成長できる側面があります。相手と競い合い、それぞれの立場においてより良いものを追求していきたいものです。

今日の心がけ◆より良いものを追求しましょう