2月21日(水) 清潔の意識

花王株式会社感覚科学研究所は、日本人の「きれいにする行為」について、民俗学、歴史学の観点から国立歴史民俗博物館と共同研究を行ないました。

その結果、身体・空間の洗浄、片付け、整理整頓といった「きれいにする行為」は時代を問わず一貫して、「空間や身体をリセットして新たな未来を迎えるきっかけになる」と信じられてきたことが確認できました。

例えば、江戸時代の年末のすす払いは、新年の年神様を迎える信仰的儀礼でしたが、これは年末の大掃除として現代に継承されています。

日本では、地域の公園や河川敷などを、地元の有志が進んで清掃する姿がよく見られます。そうした行動の動機の1つは「その場を使う人が気持ち良く使えるように」との真心ではないでしょうか。

清掃には心身のリフレッシュ効果がありますが、清掃された場所を使う人にも、その効果が及んでいるでしょう。きれいにする行為は自身と周囲に、よき未来をもたらしてくれると心得て、疎かにせず取り組みたいものです。

今日の心がけ◆真心できれいにしましょう