2月22日(木) 鉛筆の筆記距離
皆さんは1本の鉛筆で、どれくらいの長さの線が書けるのか知っていますか。
鉛筆の芯をすべて使い切ると、筆記距離は50キロメートル近くになります。それに対して、油性ボールペンは約1.5キロメートルです。
鉛筆は握るところまでは使い切れないため、その分を差し引いたとしても他の筆記具よりも筆記距離はずっと長く、フルマラソン並みの距離が書けるのです。
芯は、黒鉛と粘土を焼き固めたものに動物性油を染み込ませています。それを軟質の木に挟んで鉛筆に成形します。材料はすべて天然の素材です。
このようにコストや環境の面でも優れた鉛筆ですが、何年も使われずに引き出しに眠っている物はないでしょうか。小さくなった物は鉛筆ホルダーを利用して使い切ることができます。
また、鉛筆を削るのが面倒と感じるかもしれませんが、削る行為や木の香りにはリラックス効果があり、勉強や仕事の気分転換になるとも言われています。
文房具や身の周りの物を、無駄にせず最後まで大切に使いたいものです。
今日の心がけ◆物を大切に使いましょう