3月4日(月) 実を結ぶために

各地で梅の花が見頃を迎えています。花はやがて実となり、梅干しなどに加工されますが、この梅の実は、根から吸い上げて幹や枝を伝って運ばれた、水や養分によって立派に成長する必要があります。

若手社員のAさんは新商品の企画リーダーを務めることになりました。しかし、次第に先輩のBさんが取り仕切るようになったのです。加えてリーダーのAさんを飛び越えて、担当外の上長に案件を相談する人も現れました。

それにより指揮系統が乱れ、情報が錯綜するなどの混乱が生じました。結局、新商品の案はまとまらず、企画を白紙に戻すことになったのです。

何事にも順序があります。今回の例では、若輩であったとしても、企画を任され、全容を把握しているAさんを中心に企画チームが団結すべきだったでしょう。

梅の花は、根につながっていてこそ立派に結実します。職場や家庭など多くの組織においても、それぞれの中心者につながり、心を合わせることが、発展や成功のカギとなるのです。

今日の心がけ◆中心者に心を合わせましょう