3月15日(金) ワーキングメモリ
私たちは、仕事や私生活に至るまで様々なことを記憶して生活しています。
記憶には短期的記憶と長期的記憶があります。さらに、この2つとは別に、一時的に情報を保つワーキングメモリ(作業記憶)も存在するのです。しりとりや暗算などの情報処理には、このワーキングメモリが使われています。
ワーキングメモリには一定の容量があり、並行して処理できる情報は最大で7つ、平均すると5つ程度といわれています。それ以上になると、「ど忘れ」、「観察力や集中力の低下」などが起こってくるのです。
すなわち、やるべきことに気がついたときは、先延ばしせずにそのつど処理し、脳内に情報を溜め込まないことが得策といえるのです。思い出した用事が気になり、手をつけていた仕事が疎かになってしまった経験はないでしょうか。
また、すべきことがいくつも重なってしまった場合は、適宜メモを取るなどし、優先順位をつけて、一つひとつの仕事に集中することです。
脳の有限性を心に留め、すべき仕事を選択し、速やかに取り組みましょう。
今日の心がけ◆脳の特性を理解しましょう