4月25日(木)  どんな日でも

「天気が悪いんじゃない、着ている服が悪いだけ」。これはノルウェーに伝わることわざです。

スカンジナビア半島の西岸部に沿って縦長の国土を持つノルウェーでは、雪や雨の日が多く、悪天候を理由にしたら何もできなくなってしまいます。

こうした考えは子育てにも生かされています。北欧では、赤ちゃんに屋外で昼寝をさせて、外の新鮮な空気を吸わせることで健康に育つと考えられています。

そのため氷点下になる真冬でも、赤ちゃんにはウールのセーター、ダウンのロンパース、帽子などの防寒着を着せ、毛布を掛けて外で昼寝をさせるのです。

また、園舎を持たず、子供たちが1日を森で過ごす「森の幼稚園」も北欧では一般的です。子供たちは季節、天候を問わず、ありのままの自然を楽しむのです。

気候変動の激しい近年、土砂降りの雨の日も、茹だるような暑い日もあるでしょう。その時々の状況に相応しく対処し、大いなる自然の営みを受け入れ、受容の精神を培いたいものです。

今日の心がけ◆自然に応じた対処をしましょう